用語解説

圧延/roll

2012/11/22

2本の回転ロールで材料を延ばしたり成形したりする事です。この方法で作られた金属製品を圧延品といいます。
 また圧延機のことをミルとも言います。再結晶温度以上の高温で圧延することを、熱間圧延と言います。
 厚板・ステンレスのアングル・チャンネル・丸・四角・平棒 などは、熱間圧延で作られます。 
 一方、再結晶温度未満で圧延することを冷間圧延といいます。主に薄板の製造に用いられます。

IACS

国際的な導電率の表し方です。

アーク

強烈な光の大部分は、紫外線及び可視光線や赤外線が含まれています。 温度は2500~3500℃と推定されます。

POM / ジュラコン

2012/11/14

POMは、化学名であるポリオキシメチレン(polyoxymethylene)の省略した呼称ですが一般的にはポリアセタール、アセタール樹脂(acetal resin)と呼んでおり、主として(-CH2O-)の構造単位からなる結晶性の熱可塑性樹脂です。
POMには、ホルムアルデヒドの結合でつくられたポリオキシメチレンの分子鎖からできているホモポリマーと、ホルムアルデヒドの三量体であるトリオキサンにエチレンオキサイドなどを結合してつくられたコポリマーとがあります。
ジュラコンはこのコポリマーの代表格であり、主として歯車やねじ、軸受けなどの機械要素部品を中心として活躍しています。
ジュラコン(R)はポリプラスチックス株式会社の日本その他の国の登録商標です。

炭素工具鋼 SK

炭素Cを0.60~1.50%の間で含有する高炭素鋼で、不純物以外の合金元素は他に添加しない。工具需要の約60%を占める代表鋼種である。弱点は熱による硬化軟化である。JISではSK1~SK7の7種類有る。→→→SK4丸棒のサイズ表を見る。

調質

2012/9/13

鋼材に熱処理をして質を調整すること。
アルミ、ステンレス、S45C、SCM435等熱処理鋼にも用いられる。
鋼材は冷間加工や熱処理等を施すことによって、材料強度を調整したり、やわらかくして伸び率を 増やしたりすることが出来ます。
これによって、鋼材を使用する用途によって性質を変えることが出来ます。
このように、ある処理を施すことによって鋼材の性質を変化させることを調質といいます。
調質には様々な 種類がありますが、これらを質別と呼びます。

ミガキ材

ミガキ丸棒やミガキ平鋼などと表現しておりますが磨いてはおりません。別名冷間引き抜き材・コールド材・D鋼などと呼びます。表面はツルッとしています。冷間でロール圧延したりダイスを通したりして引きぬいておりますので内部応力が溜まっており、加工効果があります。加工効果があると困る場合は黒皮(ホット材、酸洗などと呼ぶ)から加工される方が良い場合があります。

センターレス研磨

センタレス研磨とは丸棒などを、固定された支持刃と回転する調整車及び研削砥石の間で支持し、丸棒の回転と送りを調整しながらその外周を研削する方法です。表面は綺麗です。

アルマイト処理

アルミニウムの陽極酸化皮膜を形成するための処理です。アルミニウムの耐食性、耐摩耗性の向上、及び装飾その他の機能の付加を目的としています。

押出加工

2012/9/12

押出加工はアルミニウムやアルミ合金を400~500℃の熱間で押出す方法です。 一般には円柱の鉄塊(ビレット)を押出機を用いて、強い圧力を加えて各種の形状を持つダイス穴から出して、 細長い加工製品(押出材)をつくります。この方法によると、他の加工法では製造することが難しい中空品や 複雑な断面形状の製品でも、1回の押出工程で容易に作ることが可能です。 また寸法精度の非常に厳しい形状の製品を作ることもできます。