用語解説

公差

2013/11/19

製品に許される最大寸法と最小寸法の差。

ミガキ

ミガキ丸棒やミガキ平鋼などと表現しておりますが磨いてはおりません。別名冷間引き抜き材・コールド材・D鋼などと呼びます。表面はツルッとしています。冷間でロール圧延したりダイスを通したりして引きぬいておりますので内部応力が溜まっており、加工効果があります。加工効果があると困る場合は黒皮(ホット材、酸洗などと呼ぶ)から加工される方が良い場合があります

再結晶温度

2012/12/21

鉄は常温で叩くと硬くなりますが、赤熱状態で叩いても硬くなりません。
常温で叩くことを冷間加工、高温で叩くことを熱間加工といいます。つまり、
材料の温度によって硬くなる、硬くならないがあるということです。その境界
となる温度を再結晶温度といいます。

再結晶/recrystallization

再結晶(さいけっしょう、recrystallization)とは、合成または抽出などによって得られた粗結晶(純度の低い結晶)をより良質で不純物の少ない結晶へと成長させるための操作である。温度を緩やかに下げることによってより大きなかたちのよい結晶ができ、 収集率も向上する。

サーフェンス仕上げ

圧延処理の後に面粗仕上げをお施した板をいいます。

サービスヘアー

ステンレス(C)平棒の二面にHL研磨(150#~250#)を、長手方向に対し施す表面処理をいいます。
通常2面ですが、4面の場合もあります。

固溶化熱処理

材料の合金成分を固溶させる(固体の中に溶かし込む)ことのできる温度に加熱/保持した後、冷却中に析出物がでないように急冷する処理である。オーステナイト系ステンレスでは、耐食性を劣化させる析出物をなくすために、加工前に必ず固溶化熱処理を行う。また、軟化と組織改善で行う事い、オーステナイト領域(1050~1100℃)まで昇温し、クロム炭化物を分解固溶させ、均一組織にした後、急冷する。リベット等のような部品においては、作業性と、かしめ後割れ防止を目的として施される。

5’x10’板(ゴトウ)

巾1524㍉x高さ3048㍉(アルミ板では1525㍉x3050㍉の場合も有ります。)の板の事です。
巾5尺x長さ10尺なので、ゴトウ板とよばれています。

極薄板

2012/12/13

板厚が、0.3㍉、~0.5㍉の板の事です。 厳密な定義は、有りません。

極厚板

板厚が50㍉を超える板も事を言います。厳密な定義は、ありません。