用語解説
塩水噴霧試験
2012/11/29
金属材料又は表面処理をした金属材料の耐食性を一定条件の食塩水噴霧にさらして調べる方法の事。
促進腐食試験法の1つです。
液体ホーニング/liquidhoning
粒状の研磨剤の入った液体を加工物に噴流させて表面の仕上げ又は、清掃を行う研磨方法です。
酸洗い前の処理などに使われる。
鋭敏化
2012/11/28
ステンレス鋼の結晶粒内に固溶されている炭素は、高温に加熱されると主として結晶粒界にクロム炭化物として析出します。
その結果、粒界近傍のクロム濃度は著しく下がり耐食上必要とされるクロム濃度である12%を大幅に下回り、結晶粒界に沿って連続した、粗い帯状のクロム不足部分が出来る状態の事。
薄板/sheet
板厚が0.5ミリ~0.3ミリの板の事です。もしくは0.3ミリ以下の板 だだし、厳密な定義はありません。
インゴット/ingot
精錬を終了した溶液を鋳型に注入してできた鋳塊の事です。熱間圧延や熱間押出の為にスラブ、ビレットに分塊されます。
アルマイトタッチ跡
アルマイト処理をする際に、材料を掴んでアルマイトをかけるがそのつかんだ部分にはアルマイトがかかっていない。
その部分の事を表す。
アルマイト
2012/11/27
別名陽極酸化皮膜処理とも言います。アルミニウムに、耐食性酸化皮膜を施す事。ショウ酸溶液中でアルミを陽極として電解するとアルミの表面に多孔質で電機絶縁性・耐摩耗性の高い酸化皮膜ができる。更に高圧蒸気あるいは、熱湯処理をして孔をふさぐと黄緑乳白色の耐食性に優れた皮膜になります。
建材用のアルミの表面処理に良く使用されてます。また、自然発色法・染色法を利用して着色でき、主に、黒・ブロンズ色など使用 耐摩耗性を改善し通電性を持たすことで、皮膜の用途・目的によりクロム酸や硫酸など使用することで更に、優れた特性を持たせることが出来る。
アニール
2012/11/22
焼鈍、焼なましのことです。
一定温度に加熱して成形によるひずみを除去する方法です。
圧造
又は、プレス鍛造といいます。
衝撃力で成形するのが鍛造ですが、圧造はゆっくり力を加えて材料の中心部まで効果を及ぼす成形方法となります。
厚板
厚板が6.0㍉~50㍉の板。又は、6.0㍉以上の板のことです。 但し厳密な定義は、ありません。