用語解説
クラック(crack)
2012/12/4
原義は「裂け目」「ひび割れ」のこと。 工業用語。成型された部品や建築物の壁・床などに発生したひび割れのこと。
製品の表面から内部に広がった亀裂の事です。
機械的性質
または機械特性(きかいとくせい)とは、材料力学・材料強度学などにおいて、材料がその種類のちがいにより引張り・圧縮・せん断などの外力に対してどの程度の耐久性をもつかなどの諸性質である。材料加工のしやすさ、加工された工業製品の耐久性などの尺度となる。
ガスケット(gasket)
シリンダーヘッドとシリンダーの間にはさむ薄い型抜き板のことで、構造に気密性・液密性を持たせるために用いる固定用シール材です。
固定用シール材に対し、運動用シール材をパッキンと呼びます。
加工率%
2012/12/3
『冷間加工率』とも言います。
加工軟化はその加工程度によって硬さが変わってくる。
これを利用してJISでは伸銅品の機械的性質の違いを、規定してます。 加工率は、通常加工前の材料の断面積Aoと加工後の断面積Aの差を加工前の
材料の断面積Aoで割った百分率(%)で表します。 加工率%=(Ao-A)/Aox100%
板の場合は、断面積の代わりに板厚及びその差で算出することが出来る。
一般に加工率が大きくなればなるほど、硬さと引張の強さは増します。
加工軟化/work hardening
又は、『ひずみ軟化』とも言います。
鉛など特異な例を除き、金属に応力を与えると結晶のすべりが生じ、そのすべり面に対しての抵抗がだんだん増してくる。
そしてその抵抗がある程度大きくなると他の面に順次移っていく。冷間加工により変形が進めば進むほど抵抗が大きくなり金属は硬さを増してくる。
これを、加工軟化と言います。
押し出/extrude
2012/12/1
加熱した円柱形の鋳魂をコンテナと言う筒の中に入れ、出口に求める形状に加工された金型(ダイス)を置き、圧力をかけて押し出す加工の事で
前方押出しと後方押出しの2種類となります。通常押出を良くするために熱間にて押出する。
アルミ合金・銅・黄銅などの非鉄金属の棒、管、異形材の製造に利用されることが多い。
オーステナイト/austenite
オーステナイト系ステンレスは一般に‘18-8(18Cr-8Niに代表される)’ステンレスとも呼ばれています。
冷間加工だけで硬化し、熱処理では硬化しないで軟化する、いわゆるオーステナイト組織を形成しています。
フェライト系ステンレスに比べ、機械的性質、溶接性などに優れているので、多くの用途に用いられています。このため多くのステンレスメーカーで、様々な鋼種の開発が進められています。
又オーステナイトは常磁性体(非磁性体)であるが、加工などによりマルテンサイト組織が誘起されて磁性を帯びることがある。
逆に、マルテンサイト組織にオーステナイト組織が残ることを残留オーステナイトと言います。
応用腐食割れ
2012/11/30
腐食環境と引張応力が同時に作用した場合、本来延性破壊すべき材料がひび割れを起こす現象の事。
局部腐食が起こる事が、重要な因子である。
応力除去焼鈍
2012/11/29
鋳造、焼入れ、機械加工などによる残留応力を除去するために加熱する焼鈍
エンボス/emboss
アルミやステンレス板の地肌に圧着ロールで圧延し凹凸の模様をつけた化粧板の事で、主に建築用の装飾品に使われる。