オーステナイト/austenite

オーステナイト系ステンレスは一般に‘18-8(18Cr-8Niに代表される)’ステンレスとも呼ばれています。
冷間加工だけで硬化し、熱処理では硬化しないで軟化する、いわゆるオーステナイト組織を形成しています。
フェライト系ステンレスに比べ、機械的性質、溶接性などに優れているので、多くの用途に用いられています。このため多くのステンレスメーカーで、様々な鋼種の開発が進められています。
又オーステナイトは常磁性体(非磁性体)であるが、加工などによりマルテンサイト組織が誘起されて磁性を帯びることがある。
逆に、マルテンサイト組織にオーステナイト組織が残ることを残留オーステナイトと言います。

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